送風機とは、気体に運動エネルギーを与えたり圧力を高めたりする流体機械のうち圧縮比2未満のものをさす。圧縮比によりファンとブロワに分類される。
ファンとは、送風機のうち圧縮比1.1以下のものをさします。
遠心ファン
多翼ファン英語名:Centrifugal Fan、遠心方向に送風するもの。
多翼ファン(シロッコファン)
多数の小型の前向き羽根をもった筒と整風器をくみ合わせた構造。小型・軽量・安価であるため広く使用されている。効率は50〜70%とやや低い。強度が小さいため低速回転で用いられる。
後向きファン(ターボファン)
1枚の鉄板で後ろ向きの羽根を形成したもの。効率は65〜85%。丈夫で高速回転が可能なため高圧力が必要な場合に用いられる。
サイレントファン
羽根をS字型として空気流入部分を広くし、ケーシングの吸い込み口をベルマウス状に広げたもの。高風圧時でも騒音が少ない。
リミットロードファン
逆S字型の羽根と、吸い込み気流が羽根と同じ向きとなるような湾曲したベーンとを組み合わせたもの。風量が増加しても軸動力が一定以上に増加せず過負荷とならない。
翼型ファン(エアホイルファン)
2枚の鉄板で翼型の羽根を形成したもの。効率は75〜90%と遠心送風機の中で一番良い。大容量・高速用途に使用される。
軸流ファン
軸方向から吸い込み軸方向に送風するもの。ダクトの途中の少ない空間に設置できる。可変翼の場合部分負荷でも効率が良い。
斜流ファン
軸方向から吸い込み軸の斜め方向に圧力を与え整流版で軸方向へ向きを変えて軸方向に送風するもの。遠心と軸流の中間の性質をもつ。
クロス・フロー・ファン
別名、横流ファン。羽根車の一方の半径方向から吸い込み反対側の半径方向から送風するもの。噴出し口の長さを長くすることが容易なので、鉄道車両やカーテンウオール部のスリット型吹き出し口に用いられる。圧力は高く出来ない。
ブロワ
ブロワとは、送風機のうち圧縮比1.1〜2程度のものをさす。液体中に気体を吹き込むためなどに使用される。
遠心ブロワ
遠心方向に圧力を与えるもの。
後向きブロワ(ターボブロワ)
軸流ブロワ
軸方向から吸い込み軸方向に圧力を与えるもの。
容積ブロワ
機構内部の容積変化で圧力を与えるもの。
2葉、3葉ブロワ
2つもしくは3つの瓢箪型のローターの間の気体が回転によって圧縮されるもの。
フリーピストンブロワ
スプリング・リターン方式の電磁ピストンで圧縮されるもの。